日本人の仕事ぶりと帰国後の合宿について

久々に日本に来て現場で働く。
久々に日本人のエンジニアと共に働く。
久々に2徹とかする。
改めて思ったこと。


いやー、実に日本人はよく働く。
ベトナム人とは責任感のレベルがまるで違う。
責任感があるからこそ自発的に終わるまで仕事が出来るのだ。
あと一年半しか残ってないが、さすがに3年程度で鍛えるのは無理というものか。
3年でリーダー格を育てて、リーダー格が3年かけて部下を育てて、さらにその部下が3年かけてより多くの部下達に伝達して、などというフローで考えると、責任感のある文化を育むだけで10年かかる計算になる。
気の長い話だが、日本はすでにその文化が出来ているのだから品質が良いわけである。
総合力ではまだまだ当分勝てなそうだ。


ただ、もう一つ思ったのは、非効率だなぁという事。
一度非効率の渦のようなものが出来たら、皆空気を読む(笑)のかその渦から全員が抜け出せなくなる。
誰かが空気を読まずに線引きをすれば"こう"はならないだろうと。
ここは、勝てそう。


あとはバランスの問題だろう。




さて、久しぶりに日本の空気を吸ったので、忘れない内に帰ったら合宿でもやってみようと思う。
合宿という名の2泊3日徹夜体験コースといこう。
彼らは徹夜で仕事をしたことがないので、とりあえず一回経験させる。
例外が一人だけいるが、通常はイベントにしないと100%帰る連中なので、あえて参加者を募る形でやろうと思う。
徹夜は効率悪いだけなのだが、彼らはその選択肢があることすら知らないのである。
「終わりませんでした」 -> 「帰りましょう」
ではなく、
「終わりませんでした」 -> 「残りましょう」
という選択肢もあるという事を教えてあげないといけない。
無論知識としてそういう選択肢があるのは知っているが、以前私がプログラムの話で言った「わかっているが書けないということは無い」という事と同じで、「知っているが出来ない」のではなくやはり「知らないから出来ない」のである。「知る」ためには実践するか目で見る必要があるのだと思う。
きっと将来役に立つ日が来るだろう。