ベトナム虎の穴計画

前書き

今、CUVELには一人日本人の若者が、文字通り武者修行に来ている。
彼はプログラミングをそれほど知らず、また実務経験もまだ無い完全な新人の状態で、日本から業務の学習、プログラミングの学習、そしてたくましい精神の養成という使命を帯びて、わざわざ日本から来ているのである。
期間は半年。すでに2ヶ月が経過した。
少しひょろっとした若者だったのではじめは随分心配したが、意外にたくましく良くベトナムに順応しており、また技術的にも随分と伸びているように見え、今のところ成果は順調のように思う。

事の起こり

本計画は別会社を持つ監査役の島崎の提案から始まった。
題して、ベトナム虎の穴計画である。
本計画では、日本での実地訓練に限界を感じる企業に提案する教育プログラムとして、ベトナムという治安が良く、経済は発展途上で、国全体が若く活気のある国における、海外実習を提案するものである。
実際のところ、島崎も小さな会社の中で他の業務を切り盛りしながら新人を育てるという事に問題意識を感じており、そういった自社内の事情を考慮した上で、ビジネスに昇華させていこうというのが今の企画である。

現状

現状は、基本放任と実践である。
優れた学習カリキュラムが用意されているわけでも、学習マニュアルが用意されているわけでもなく、基本は今ある実務を適度な学習期間と課題をこなしつつ、実践ベースで学習していくという流れになっている。
大人数でやる場合もう少し整備してもいいのかもしれないが、今のところ彼は先駆者であり、言うなれば被験者でもある。
まずはベトナムという環境で本当に伸びるのか、学習に支障はないのか、ベトナムの会社で半年間もいることで妙な癖がついたりしないのか。
彼の帰国時期と合わせてよく成果を確認し、メリットとデメリットを判断し、カリキュラムを煮詰めていく事になる。
といって彼が特別不運というわけではなく、先駆者でかつ一人で来ているため、私やエンジニアと接する機会が多い。
より生の現場を味わえるという意味では、縛りが無い現状で彼は思う存分に味わえている訳で、それはカリキュラムを整備した後の学習者では味わえないことだと思えば、幸運であるとも言えるのかもしれない。

将来

ベトナム虎の穴計画は、実現にあたって正直色々と支障があるわけだが、まずは障害をあまり考えずにプランだけを述べると、3つのコースを用意する。
A〜Cがあり、Aになるにつれて住居や生活費なども厳しくなる。
基本はAであろう。でなければベトナムである意味が無い。
とはいえ、過酷過ぎる環境で契約と異なる状況になる企業もいると思われるため、BやCのプランも用意する。
料金設定は現在設定中だが、教育費だけで5万円〜10万円が一人一月辺りかかり、それにビザ関係の手数料を加算するという計算になりそう。
この価格帯はそれほど高くもないが、それほど安くもないので、この価格帯で満足してもらうだけの資料を整備する必要はある。


別の可能性としては、要は受け入れだけをこっちでやって、開発はそちらの業務をやってもらうという手もある。
事務所やPCの貸出量として多少資金を供給してもらい、業務をベトナムでやることで、ハングリー精神を養ってもらうという可能性もありえるのかもしれない。オプションとしてマネージャーを貸し出す辺りでいいようにも思う。


この辺り、いくつかの可能性を検討しつつ、それらの資料をまとめられるよう現状努力しているところである。
また、何か進展があったら本Blogで記すようにしたい。